演出照明で面白い?〜Lighting Craftブログ〜

イベントなんかの演出照明プラン、レーザー演出、 常設照明システムのプログラム、 それらに関する機材の販売なんかやってます。

雑談

GENESISとムービングライト

GENESISのThree Sides Live、DVD(ブルーレイ)
何年か前に買ったものですが、久々に出して見てみました。
IMG_20200630_104709


だいぶん前にも書いたのですが、
現在、演出照明では当たり前に使われてるムービングライト
その元祖VARI-LITE(バリライト)はGENESISが資金とアイデアを出して開発。

ブログの以前の記事はこちら
GENESISのLIVE DVD 1


GENESISのLIVE DVD 2




たまたまこの記事を書こうと思った時にこちらの記事がアップされていました。

基本的にGENESISのライブレコード(アナログ盤)についての内容ですが、
記事の中段ちょい下ぐらいに、VARI-LITEの命名は当時のGENESIS所属レーベルの人だったこと
1980年からVARI-LITEが、ライブで使用されていたことが書かれています。

と、上記のような認識だったのですが、wiki見てみると少々違いました。


このThree Sides Live、1982年の様ですのでVARI-LITEが使用され始めた最初期でしょうか?

こっそりキャプチャー貼ります。
ほんの数秒ですが初期(初代?)VARI-LITE、
カバーが外され調整中のシーンが収録されてます。
IMG_20200630_102126
×(バツ)って貼られてるのでNGですね、、多分。

IMG_20200630_102002
斜めになってますが、おなかから胸ぐらいのまでのボディー、
普通の575ぐらいの大きさ?
何年か前にPRGさんの展示会で初代VARI-LITE展示されてましたが、もっとデカい印象でした。
そして1つの専用卓で99台までしか操作できないとの事でした。


1987年の来日公演では、コンサートのハイライトIn the Cageという曲のキーボードソロで
VARI-LITEが忙しく動き回り、その後他照明が暗くなり一斉にVoに
すべてのVARI-LITEが集光するというシーンが印象的で、
逆にそれしか覚えていないという感じですが、Three Sides Liveでは少々違っています。
5年間のうちに変更したのか?記憶違いか?

Voへの集光はやってます。


忙しく動き回る、はその後に有ります。


このすぐ後のAfterglowという曲では、最近では定番すぎてあまりやらない、
ステージの間口いっぱい位にライトを並べて吊り、ストレートポジションから
客席頭上にゆっくり一斉に飛ばしフェードアウト演出の本家元祖を見る事ができます。


下(シモ)から3台目が歯抜けですね。


この頃のムービングライトは、要所要所で効果照明として使ってる感じで
メインのライト演出では無いですね。

上記動画リンクは記載してるシーンからの再生ですが、良かったら全編見てみてください。


そしてそこから25年後のライブでの、同じ曲での演出です。

もうムービングもみんな使ってるので、そんなに使ってません、、。







GENESISのLIVE DVD 2

GENESISのLIVE DVD When In Romeのdisc3後半は、
さらに興味深いモノが収録されています。

今回のツアーは、スタジアム以上の規模を周っています。
当然、野外が多くなります。

http://blog.lighting-craft.jp/archives/50593230.html
や、
http://blog.lighting-craft.jp/archives/50596055.html
にもあるように、野外には雨は付き物。
雨と、スタッフの戦いが収録されています。

舞台設備が完成しているところへ雨の嵐、
雷も光っています。
そんな中で、ステージの準備ってシーンもありますが、
雨が上がった後のVARILITE、
雨が入り込んでほとんどがイカレています。
あと、こちら、
http://blog.lighting-craft.jp/archives/50580183.html
で、紹介しているCEE Normってコネクターに雨が入り込み、
なんと、ドライヤーで内部を乾かしています。

我々、小規模な現場の業者は、上記リンク、
ムービングドームなんかの雨対策をやったり、
コネクターはビニールに包み、機材を守りますが、
この規模になると、規模が大きすぎて出来ないのか、
ちょっとぐらいつぶれても、代わりはいくらでもあるわってモンなのか、
雨でも、それほど機材を守るって意識は少ないようです。
(我々に比べたらって事で、まったく無くは無いです)

まあ当然、雷が来たときは、
スタッフを守るため、中断するってことは言っております。
しかし、GENESISの1曲が長い曲をうまく切ってって
フィルコリンズの発言もあります。

雨のときは、全員臨機応変にて意識は、
みんな一緒ですよね。

まあ、とにかく今回のDVD、ステージ作りってモノを、
他のバンドでは無い観点から見れるような内容です。
皆さんも、機会があれば、When In Rome disc3、
じっくり見てみてください。


GENESISのLIVE DVD 1

GENESISのLIVE DVDを買いました。
昨年、再結成をして、何箇所かだけで
でかい公演をやってたのですが、
ヨーロッパツアーの最終日、ローマ公演のLIVE
When In Rome
ってヤツです。

GENESISは、現代のライティングビジネスに、大きな影響を与えました。
うちのHPで、ムービングライトの項目も、全然ほったらかしなので
15年程度前の話ですが、VARILITEは、GENESISとピンクフロイド
だけが使える照明と、紹介しています。

これは、どういうことなのか?って言うと、
当時のVARILITEの開発費をGENESISが出し、
おそらく、多くのアイデアを、GENESISが提案してたのです。

DVDは3枚組みで、disc1-2が、LIVEショーを収録したもの、
disc3は、久々のメンバー顔合わせから始まる、メイキングです。
メイキングでは、ステージセットなども含む
ステージプラン作りから、メンバーが意見、アイデアを出し、
ショー作りの根本から参加しています。
GENESISの凝ったステージショー作りは、
こういったところから出来上がって行ってるんだな
って感じです。

20年以上前に、
今と同じように、ホテルの一室に集まって、
トニーバンクスやマイクラザフォードが、アイデアを出すのです。
ここで、照明の色が変わって、間奏の所で客席全体をかき混ぜるんだ。
そしてブレイクの所で、全部が一斉にフィルのところに集まる感じに出来ない?
なんてプランナーに話して、VARILITEが開発されたのでしょう。

今でこそ、そんなの当たり前のプランですが、
パーライトばっかりで、ロック照明をやっていた時代で、
そういう発想が出てくるのは、すごい革新的なアイデアを持った人でないと、
出てこないでしょう。

で、今はそのVARILITEのアイデアを真似て、
多くのムービングライトが開発されています。
でも、演出照明としてのムービングライトの元は、
トニーバンクス、マイクラザフォードが考えたアイデアだったかもしれません。
(フィルコリンズは、そのあたりの意見はあまり述べていませんでした)


そのDVD disc3では、公演日の何日か前の
ステージ作りの様子も見れます。
そこで、VARILITE全体の動きのチェックの様子も見れます。
コンソールは、意外にもVARIのでは無く、グランドMAでした。


1987年ごろに、GENESISの来日公演を見に行きました。
何百台かのVARILITEが設置されていて、
もちろんムービングライトを見るのは、初めてでした。

前述の、
ここで、照明の色が変わって、間奏の所で客席全体をかき混ぜるんだ。
そしてブレイクの所で、全部が一斉にフィルのところに集まる感じに出来ない?

は、その時に実際にあったシーンで、今でもそのシーンを強烈に覚えています。
そのシーンを見てなければ、今こんな仕事してなかったかも、
ですね。
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